ご希望の短大・大学・大学院情報を無料で検索できます。

ホームメイト・リサーチTOP

スタディピア
短大・大学・大学院
トップページへ戻る
トップページへ戻る

夏の短期大学情報

国内唯一の学科がある短大で専門的知識や技術を習得しよう



全国には、たくさんの短大が存在しますが、日本で唯一無二の学科を持つ短大があることをご存じですか。今回焦点を当てるのは、交通産業の中堅実務者や、包装食品の加工技術者を育てる短大です。各短大の概要と、特色のある夏のオープンキャンパスについて、ご紹介します。

「運輸科」がある東京交通短期大学

「運輸科」がある東京交通短期大学

東京交通短期大学」は、日本で唯一の「運輸科」がある単科短期大学です。旧国鉄を中心にした要請により、1952年(昭和27年)に設立されました。陸上交通の主役が鉄道であった建学当時、鉄道の現場で働きながら学問を志す若者のために夜学として発足。

時代の移り変わりと共に講義の時間帯も幅広くなり、2017年(平成29年) 度には13時10分~19時40分となっていますが、働きながら学ぶという精神は受け継がれ、鉄道の現場でアルバイトしながら通う学生もいます。午後からの開講は全国的に見ても珍しく、学費は、全国の短大における平均額の6割以下と低額。

また、国の教育ローンを利用できたり、成績優秀者は大学独自の奨学生制度で、学費の一部免除が受けられたりするので、経済的負担も少ないと言えます。

定員は80名と少なく、交通産業の中堅実務者を育てるため、習熟度によってクラスを分け、少人数での授業を実践しています。履修は、基礎科目8科目と専門科目20科目から2年次進級までに40単位、卒業までに66単位以上を取得しなければなりません。

2年次からの専門ゼミを除き、ほとんどの授業が選択制なので、学生一人ひとりが多彩な基礎科目・専門科目から好きな時間割を組んで学んでいます。基礎科目の内容は、教養や社会常識。また、専門科目の内容は、陸海空の交通技術論・経済・法律の他、旅行・観光・物流・経営・情報など多岐にわたっているのです。

卒業後の主な進路は、JRや各種私鉄。鉄道・交通関連への就職者は延べ4,000人以上を輩出しました。就職以外にも、卒業生の1割以上が4年制大学への編入を果たしており、進学希望者は年々増加中。指定校推薦で大学へ行く学生も多くいます。

「包装食品工学科」がある東洋食品工業短期大学

東洋食品工業短期大学」は、日本で唯一の「包装食品工学科」がある単科短期大学です。創設当時は専修学校で、1961年(昭和36年)に現在の名称になりました。

明治時代から日本の重要な輸出産業だった缶詰事業ですが、昭和に入った1936年(昭和11年)に米国で日本製缶詰の中毒事故が発生。この事故を機に、日本の未熟な缶詰技術を改善するために設立されました。

建学当時より、缶詰製造の研究開発や技術者の育成を目的としており、夏期休暇中に社会人技術者を対象に講習会を開くなど、日本の食品加工技術に大きく寄与しています。私立の短大ですが、創設者の遺志で、年間の学費は公立の短大と変わりません。

定員35名の少人数制教育が特色で、全体での講義や実習以外においても、学生それぞれの習熟度に合わせ、個別指導を実施。包装食品業界を支える優秀な人材の創出を目指しています。

卒業するためには、必修科目を含めた62単位以上が必要。履修内容は、食材の加工や、包装のための容器に充填・密封・殺菌を行なう理論と技術、さらには輸送・保管などの包装食品製造に関する工程の専門知識と技術を学びます。食品メーカーのような設備・機械が整備された環境の中で、充実した実験や実習を行なっているのです。

また、他に先がけて実践教育の場も設けており、食品会社でのインターンシップも実施。食品業界からの信頼も厚いため就職率はほぼ100%です。留学生や聴講生も含めて、延べ1,600人を超える卒業生が全国の食品関連企業で活躍しています。

各短大における夏のオープンキャンパスの特徴的な内容

短大のオープンキャンパスでは、説明会や在学生との交流があることが一般的。国内で唯一の学科を持つ短大のオープンキャンパスでは、それらの催し以外に、どのような特色があるのでしょうか。

東京交通短期大学

学内にある鉄道運転のシミュレータ施設を見学できたり、鉄道模型を運転できたりします。

また、交通の専門家による模擬授業が受けられるのも特色です。2017年(平成29年)度のオープンキャンパスでは、JR東日本の駅長による「顧客満足度向上のための取り組み」や、鉄道ジャーナリストによる「世界最長の鉄道トンネル」、「鉄道の将来」に関する特別講座が開かれました。

夏の間に複数回開かれるオープンキャンパスに2回以上参加すると、入学願書や入試で行なわれる小論文・面接の指導が受けられる特典が付いてきます。

東洋食品工業短期大学

オープンキャンパスでは、充填設備の見学や真空パック体験など、稼働中の機械を実際に見たり触ったりすることが可能です。夏のオープンキャンパスに参加できなくても、春にも開催。またお盆や年末年始を除く平日の9~16時は見学日に設定されていて、電話やホームページで事前予約すれば見学ができます。

ロード中
ロード中
ロード中

短大は2年間で自分の選択した学問を集中して学び、学位を受けることができます。特に介護福祉士や歯科衛生士などは、学んだことが資格と就職に直結する学部が多いことが特長。夏には実習が行なわれる課程も多くあります。

短大で目指せ日本文化のスペシャリスト

短大で目指せ日本文化のスペシャリスト

最近の短大では、教養や文化に特化した学部を有するところが目立ちます。例えば、日本の文学や美意識、日本文化に知識のある、日本美術の専門家を育成する課程など。日本文化は京都の二条城のように、世界遺産として登録されている建物から、和食に代表される無形文化遺産、万葉集から始まる文学まで幅広い特有の美意識を持った文化です。日本文化を説明するには、その幅広い学術分野の知識を身につけることが欠かせないだけでなく、文化財の保存や修理を行なう仕事を目指すのであれば、学術分野の知識に加え、技術面の知識が必要。

美術館や博物館への就職を目指す学生は、短大生の2年間で知識をしっかり学びながら、学芸員の資格に挑戦するなど、自分の将来を具体的に見据え、必要な資格の取得などに努めなければなりません。また、短大の中には外国の大学や工芸学校などと提携し、交換留学の制度を設けている短大も。外国との交流を通じて自身の視野を広げるだけでなく、他の文化を知ることが学んできた日本文化の良さや特徴を再認識したり、新たな発見につなげたりすることができます。

人を支える国家資格「介護福祉士」

短大では進学する学部や学科によって資格を取得できるところが多くあります。特に国家資格では、夏に実習が必要なものもあり、需要の高まっている介護福祉士もそのひとつです。高齢社会において重要な役割を担う介護福祉士。特別養護老人ホーム、デイサービスセンター、身体障がい者施設、訪問介護サービスなどにおいて、対象者の入浴や食事など高齢者や身体が不自由な人を介護し、支える仕事です。

介護という仕事に休みはなく、365日24時間を交代制にし、サービスを行なっている事業所がほとんど。そのため、介護福祉士には休日出勤や夜間の勤務があります。今後さらに高齢人口が増えることと、専門性が求められていることから、その重要性は高まっているのが現状です。

介護福祉士になるには、3年以上の実務経験がある場合を除き、大学・短大・専門学校などの介護福祉士の養成課程を経て、国家試験である介護福祉士の資格を取得し就職をするのが一般的。大学では4年間の学生生活ですが、短大では2年間の学生生活ののち、介護福祉士として働くことができます。

つまり、短大で学べば早く社会に出ることができ、4年制大学に通っている人よりも介護福祉士としての経験を多く積むことが可能です。

キャリアアップできる国家資格「歯科衛生士」

歯と口の健康を守るスペシャリストと言えば歯科衛生士。多くの短大が歯科衛生士のコースを設けています。歯科衛生士は歯科衛生士法に基づいた国家資格で、資格の取得には所定のカリキュラムを経て国家試験に合格しなければなりません。歯科衛生士の業務は主に、歯科医師の治療を助ける歯科診療の補助、歯周疾患や虫歯の予防処置、歯の疾患が予防できるブラッシングの指導や、食生活アドバイスを行なう保健指導。歯科衛生士は有効求人倍率が高く、自分に合った職場を比較的選ぶことができます。

さらに、女性の中には結婚と出産で仕事を離れてしまう人もいますが、歯科衛生士は転職や復職がしやすい職業と言えるでしょう。歯科衛生士はキャリアを重ねることで、歯科医院においてより高い専門性を持つ「認定歯科衛生士」を取得することが可能。また、実務経験が5年以上の歯科衛生士はケアマネージャーの受験資格が得られるため、介護の世界へのキャリアも開かれます。

6月4~10日って何の日?

毎年6月4~10日は歯と口の健康週間です。歯と口の健康に関する正しい知識を普及啓発し、歯科疾患の予防に関する適切な習慣の定着や、その早期発見、及び治療を徹底することで歯の寿命を延ばし、健康の保持に寄与することを目的に活動。厚生労働省・文部科学省・日本歯科医師会が1958年(昭和33年)から実施しています。


短大の夏は、その学校に入学を希望する人にとっては、体験入学ができる機会が多い時期であり、また在学生にとっては社会人の体験ができる機会に富んだ季節でもあります。2年間の短大生活の中において夏という季節は、自分にとっての将来を計画し、目標を定めるための分岐点とも言えます。

夏のオープンキャンパス

夏のオープンキャンパス

翌年春に短大入学を希望している受験生を対象に、キャンパス内を公開して様々なイベントが開催される、いわゆる「オープンキャンパス」は、多くの短大で行なわれています。年に数回開催されることが一般的ですが、特に夏休み期間中は高校生が参加しやすいため、オープンキャンパスが集中する時期でもあります。

オープンキャンパスでは一般的に、キャンパス構内の公開や学部説明会、学内施設見学ツアー、ミニ講義、実技体験などが行なわれ、受験生にとってまさに体験入学ができるように組まれています。また、学科の個別相談会や入試セミナーなど、実際の受験に対応した実用的なプログラムがあるのも、オープンキャンパスの特徴です。

このようなオープンキャンパスは、1990年代後半から行なわれるようになったのですが、その背景にあるのが少子化です。特に近年は、受験生の人口が減少傾向にあることと反比例するように、短大の4年制大学への移行が増えている傾向があるため、現存している短大はより多くの入学生を確保しようと、様々なサービスを打ち出しています。

また、短大は修学期間が短く、かつ社会へ出たあとにすぐに役立つための専門的な学問を学ぶという側面を持っているために、入学希望者の持つ進路希望がある程度固まっている傾向が見られます。そのためにオープンキャンパスが入学希望者への具体的で有効なアピールの場となっているのです。

インターンシップ

受験生にとっての体験入学・オープンキャンパスが夏に多く開催されるのと同様に、すでに短大で学んでいる学生にとって社会人体験ができる「インターンシップ」も、夏に開催されます。短大では1年生を対象に行なわれ、その後の就職活動に有益な情報を体感できる重要な活動です。

インターンシップは、短大生にとっては就業体験することで、職業意識の高さを育成でき、また短大で学ぶ専門教育を活かした就職への意識向上が図られるなど、多くの経験を積むことができます。さらに就職活動の本番でのミスマッチを予防するメリットがあり、これは採用する側の企業にとっても有効であるため、インターンシップを実施する企業は増加傾向にあります。

その背景には政府の取り組みもあり、日本のインターンシップ制度は経済構造変革が求められたことによる1997年(平成9年)の閣議決定からスタートしました。この際に文部科学省では、短大でのキャリア教育・職業教育の推進に向けた観点から、そして厚生労働省では企業側の採用や人材育成の観点から、それぞれインターンシップの推進についての基本的考え方がまとめられました。その後の2005年(平成17年)には、短大・4年制大学などのおよそ12万人もの学生がインターンシップ制度を活用しています。

納涼祭

「文化祭」と言うと秋に行なわれる印象が強いかも知れませんが、多くの短大では夏休みの期間を利用して文化祭を開いています。特に被服系やブライダル関係、または調理師・製菓系などの学部を持つ短大では、この時期に「納涼祭」として、学習した成果の発表の場を設けており、学外からの一般客が参加できる短大もあります。

これは、短大が4年制大学と比較して、より専門性の高い学芸を学ぶ場所であることにも関連しており、卒業後の職種としては一般客を相手にした専門職が多いこと、そして一般客が来場しやすい夏休み期間が、その発表の場として適していることにも関係しています。


短大生にとっての夏は、新しいことをいろいろ体験する季節です。幼稚園教員や保育士になるための教育実習や海外での研修など、日常の学習環境から離れて、これまで体験したことない生活により新しい知識を身に付けます。緊張や不安と同時に楽しみも多く、将来に向けての大きな経験となります。

教育実習

教育実習

短大で幼稚園教員や保育士を目指す人にとって、教育実習は避けて通れません。多くの短大では2年次の夏に教育実習を実施しています。2年間、講義だけで多くの知識を習得することは困難ですが、教育実習は現場での実践を通して、多くのことを体得していく機会でもあります。通常は、幼稚園実習と保育所実習に分かれており、6月~8月にかけてそれぞれの施設に赴いて、子どもたちと実際にふれあいます。実習期間は2~3週間で、実習先は学校が指定した幼稚園・保育所か、自分が卒園した幼稚園・保育園となります。実習の狙いは、幼稚園や保育園の機能と教員としての職務を学ぶことが中心で、子どもの様子を観察し、子どもの発育に適切なサポートをしたり、実習を通じて自分の課題を見つけることも大切です。

実習内容は、教員の助手的なものから、一日の保育を担任の先生に代わって行なうものまでいろいろありますが、実習先の幼稚園や保育園によって保育の理念が違いますので、あらかじめ園の特色を把握しておくことが重要となります。

実習中は日誌や活動レポートを書くことになるので、活動内容や反省点、気付いたことをその日のうちにまとめるようにします。教育現場では、変に気負うのではなく、自然に振る舞うようにします。分からないことがあっても、直接先生たちに聞くことができますので、疑問が出てきたら何でも尋ねるようにしてキャリアを積んでいきます。うまく教えられなかったり、子どもたちが言うことを聞かなかったり、失敗しても決して落ち込む必要はありません。それよりも子どもと真剣に向き合って、一緒に楽しむことが求められます。手遊びや歌などをいくつか覚えておくと、子どもたちも興味を持ってくれますので、自分の個性が発揮できるものを身に付けておくと良いでしょう。

実習が修了したら、実習報告としてレポートを学校に提出しますが、実践で感じたことや気付いたことなどをまとめるとともに、自分が目指す教員像をイメージすると良いでしょう。

海外研修

海外研修

国際化が進んで、就職を控えた短大生は国際感覚を身に付けることも就活のポイントになります。こうした国際化の動きに合わせて、夏に海外研修を実施する短大も多くあります。今では語学系の学校や学部だけにとどまらず、情報処理系や芸術系、医療系、保育系でも海外研修を実施し、学生たちの視野を広げています。

海外研修では、ホームステイしながら現地の学校で短期留学するケースと、学校のクラス単位で専攻する科目の専門施設を見学したり、視察したりするケースがあります。研修期間は短大や学部によっても異なりますが、7~20日間で、提携している大学やカレッジに通いながら、世界の現場で学びます。海外研修のメリットは、日本ではなかなか見られない、海外での実状を直接肌で感じるとともに、異文化にふれることで考え方や価値観を広げられることが挙げられます。短期間なので語学力も日常会話程度で十分ですが、渡航前にある程度会話力を身に付けておくと、より有意義な研修となります。語学系の学生であれば、日頃習っている会話力を実践として使う良い機会となります。また、授業内容をどのくらい理解できるか、クラスメイトやホストファミリーとの意思疎通ができるかなど、いろいろ試せる絶好のチャンスでもあります。視察や見学を中心とした研修では、専門的な観点で海外と日本の違いを比べながら、知識や情報として蓄積することができます。

渡航準備から帰国後のレポート提出まで、学生の主体性に任せている学校が多いので、自立性や計画性を高めるにも効果的です。