体系的な学び、充実の支援
西日本では唯一の私立歯科大学である福岡歯科大学の大学院で、歯学研究科の1学科が設置されています。県内の医科歯科総合病院や、介護老人施設などを運営している学校法人福岡学園が運営母体です。
口腔・歯学部門、全身管理・医歯学部門、社会医歯学部門、基礎医歯学部門の4部門に計13の講座・計36の分野があり、歯学に関する幅広い研究が行われています。
また、各講座・分野のほか、再生医学研究センターと口腔医療センターも大学院の組織として位置付けられているなど、全国にある各歯科大学や歯学部と比べても有数の研究施設が整えられています。
こうした確かな環境に支えられ、質の高い研究が行われ、教員はもとより大学院生の研究成果についても国内だけでなく、国際的に高い評価を得ています。
また、研究だけに片寄ることなく教育部分にも熱心で、その教育カリキュラムはカリキュラム・ポリシーに定められているとおり「研究基盤に関する能力と専門研究に関する能力に対するコースワーク」と「指導教員の指導の下、特定の課題に対するリサーチワーク」の2つに大きく分けられ、座学と実践とを上手く混合させたカリキュラム設計となっています。
近年大学・大学院の国際化が全国的に強く求められていますが、この福岡歯科大学大学院では留学にかかる渡航費や滞在費等について大学から補助・支援が行われ、大学院生の留学後押しに繋がっています。
さらに、留学とは別に、経済的事情を理由に大学院進学や研究者への道を諦めずに済むよう、奨学金制度や特待生制度が以前から設けられています。
加えてここ5年程は、さらに給付型の奨学金枠を増やしたり、学業成績が優秀な学生に対する特待生制度とあわせ学部学生であった時の特待生表彰者の授業料を減免する制度を新たに始めるなど、手厚い支援制度が用意されています。
医療系かつ私立ということで、金銭的な面で心配される方も多いと思いますが、充実の支援制度を上手く活用し、魅力的な設備・環境で研究に打ち込むことの出来る大学院だと思います。