音楽コンクール参加のため
長女のバイオリンのコンクールがこちらの大学で行われ、参加するために初めて訪れました。住所でいうと広島市中区、広島駅から徒歩で通える距離で、近くには路面電車も走っています。その近くには、三越などの大きなデパートや商業施設も多くあり、利便性の高い立地です。こちらの大学は、中国地方、四国、九州で唯一の音楽専門の大学とのことです。将来的に長女が通うことになるかもしれないので、興味を持って校内を見学させてもらいました。パンフレットによると1948年に設立された広島音楽学校という学校が始まりで、1963年に大学が設置されています。戦後の原子爆弾による惨禍の中、青少年に希望と励ましを、そして広島復興の願いを込めて、ベルギー人の牧師が始めた小さな音楽教室が始まりだったそうです。2018年に創立70年を迎えています。学部は「音楽学部」のみ、その中に「音楽文化学科」と「演奏学科」の2つの学科があり、さらにその中で専攻が別れています。生徒一人ひとりを大切にする実技指導や、少人数クラスによる授業に定評のあるとのこと。小規模な大学の強みを活かした、コミュニケーションの緊密さが強みとなっています。海外への演奏旅行などにも力を入れており、留学志望の長女はとても興味を持っていました。大学の建物は、近代的な高層ビルのすぐ隣に、伝統的な音楽ホールや古い校舎が建っています。さらに隣接する教会も、かなり築年数が経っているように見えるため、新しいものと古いものが混じり合った、独特の存在感を感じました。車で訪れたのですが、大学内には駐車場はないそうで、近くのコインパーキングを検索。周辺には多く駐車場があるので、すぐに停めることが出来ました。コンクールの行われた音楽ホールは、非常に格式が高い雰囲気で、掃除が行き届き、しっかりとした造りの建物です。大きなパイプオルガンがステージの中央に設置されているのが印象的でした。音の響きが素晴らしく良いホールです。このような機会でもないと建物に入ることすら無かったかもしれないと思うと、貴重な経験でした。