
北総公団鉄道の千葉ニュータウン駅から徒歩10分ほどのところにある大学です。国道464号線からもアクセスが容易なため、駐車場も500台近くあり、敷地内には音楽発表会ができるようなホールもあるなど、立地と設備がしっかり揃っています。秋の学園祭の名前になっている秋葉祭の由来でもある通り、元々は秋葉原(正確にはお茶の水)に本拠地を構えていた大学の千葉キャンパスです。秋葉原が電気街として有名になった一つの要因がこの大学の存在と言われているほど、昔から有名な由緒正しき大学ですが、今は北千住駅前にメインキャンパスが移転してしまいました。ただ、場所が変われど都内のキャンパスではできない実験や設備を拡充するために、建築系の学科のみこちらのキャンパスに一部機能を揃えています。 元々はゴルフ場だったところを再開発したこともあり、非常に広大な敷地と、しっかりと景観を意識して作られた中庭、広い体育館や宿舎、大型の建築模型が製作できる500坪近い大空間の屋内作業スペースと、その別キャンパスたる目的をしっかりと達成するだけの設備が揃っています。電気大学の名の通り、学科は置いていなくても電気系統もしっかりとしていて、実験機能を併設した風力発電設備、車両のメンテナンスから試験走行が可能なガレージ付きの外周サーキットもあるなど、理系大学で学ぶことが実験・実地内容をほとんど全て網羅できます。 秋の学園祭の時には一番奥の実験棟まで出し物があるので、探検ついでに楽しむことができます。受験を考えている高校生には一度オープンキャンパスに行ってもらいたいと思います。 かくいう私もここの卒業生ですが、当時は「鳥人間コンテスト」への出場を目標に日夜研究と制作を頑張るサークルがあり、広い駐車場を使った試験飛行や、実際の機体を室内で仮組みするなど、頑張っている姿を見かけていました。そんな大掛かりなことができるだけの広さと設備が揃っています。 最先端技術を整った環境で学ぶにはぴったりの場所だと思います。