冬の短期大学情報
短大を楽しむ!短期大学で冬が本番のサークル活動/ホームメイト
短期大学での短い学生生活をより充実させてくれるのが、様々なサークル活動です。短大には、冬に活動の本番を迎えるサークルも多数あります。短大での2年間を無駄なく過ごすために、寒い冬も引きこもらず活動的に過ごしてみませんか。
冬に向けて練習を重ねる短大の「スキー部」

冬が本番のスポーツのひとつとして、スキーが挙げられます。「スキー部」では、夏に活動が制限される分、冬季にまとめてスキー三昧の日々を過ごすのが一般的です。ただし、冬季のみ活動をしている訳ではありません。短期大学のスキー部では、春から秋までのオフシーズンの間、冬季に向けたトレーニングを行なっています。スキーを行なう上で必要な基礎体力の強化や筋力トレーニングなど、内容は様々。トレーニングを集中的に実施するための強化合宿などもあります。そして、冬になれば、いよいよスキーシーズンの到来です。ツアーや合宿でスキー技術をさらに磨き、1年間の総仕上げを行ないます。また、多くの学生が目標としているのが、毎年冬に行なわれる全日本学生スキー選手権大会です。通称インカレと呼ばれるこの大会は、特にハイレベルなスキー技術を求める学生達にとっては、サークル活動における大きな目標のひとつ。インカレへの出場は、冬の学生生活に張り合いを持たせ、大きな思い出作りにもなるイベントです。大会出場がいちばんの目標ではない場合も、冬にスキーを満喫し、生涯続けられる趣味として技術を身に付けることができます。
短大で憧れの「フィギュアスケート部」に挑戦
スキーと同じく冬にシーズンを迎えるスポーツに、スケートがあります。中でもフィギュアスケートは、冬になると、テレビ番組などでも大会の模様が頻繁に取り上げられる人気種目のひとつ。華麗に滑るフィギュアスケート選手に憧れを抱いている人は、思い切って、短大の「フィギュアスケート部」に入部するのもおすすめです。短大の「フィギュアスケート部」では、学生になってからスケートを始めた人がほとんど、というサークルも少なくありません。練習自体は週1回で、その他は自主練習というサークルもあるので、学生生活の負担にならない程度で、憧れのフィギュアスケートに挑戦することが可能。フィギュアスケートの学生大会は、冬を中心に、秋口から春先にかけて特に多くなります。地区ごとの大会も多数開催される他、最も大きな大会となっているのが、毎年1月に行なわれるスケート競技のインカレ、日本学生氷上競技選手権大会です。お正月が明けてすぐに行なわれるこの大会をひとつの目標にすることで、冬の学生生活をより活動的なものにすることができます。大学の「フィギュアスケート部」で、仲間と切磋琢磨し合い、冬でも熱い学生生活を満喫してみませんか。
短大の「書道部」は「新春書き初め」で力作を披露
冬に活動のピークを迎えるのは、ウィンタースポーツを行なうサークルだけではありません。「書道部」もそのひとつです。短期大学の書道部では、1年を通して書道の稽古や大会への出品などを行なっています。中でも、通常1月2日に行なわれる「新春の書き初め」は、大きな見せ場。1年間の集大成として、新年の抱負などを表現します。観客の前で、書き初めのパフォーマンスを行なうサークルも。書き初めパフォーマンスは、部員が息を合わせてひとつの作品を作り上げる、「書道部」の大舞台のひとつ。音楽に合わせて行なわれる場合も多く、日々の練習なしには成功しません。そのため、パフォーマンスが成功すれば、大きな達成感を得ることができます。
その他にも、全国学生書き初め展覧会や、日本武道館で行なわれる全日本書き初め大展覧会の席書大会など、規模の大きなものも多数。これらの大会を目標としている短大のサークルでは、冬はまさに勝負どころと言えます。書道部でのサークル活動を通して、冬の学生生活をより充実したものにしてみませんか。
短期大学は、将来の職業に直結する専門的な技術や知識を身に付けられる場としても、大きな役割が期待されています。2年という短い期間ではありますが、大学生活、学問、行事など様々なことの経験が可能です。短大生にとって、1年から2年へのステップであり、2年次には卒業へ向けてのラストスパートにあたる冬の時期には、気を抜くことができない時期にあたります。
介護実習

現代社会における需要の高まりを受け、注目度が高まるのは介護の仕事です。介護職の専門的な知識や体験を2年の間に凝縮して学ぶことのできる、福祉系の短期大学の重要性も高まっています。介護福祉士の養成を目的とした学科、コースを設けている短期大学では、2年の間に介護福祉士になるための知識を学びながら、実習を経験しなければならないので、前期と後期など、年に数回の実習期間を設けているケースが少なくありません。
特に重要となるのが、各学年の秋から冬にかけて行なわれる介護実習です。その学年で学んだ理論や知識を活用しながら、高齢者や障がい者の施設、事業所などの現場で介護活動を実践します。机上だけではない、利用者の生の声や反応、ふれあいを通して介護職に対する思いを深めるとともに、現場で役立つコミュニケーション力や判断力を養うことが主な目的です。
期間は短期大学によって1週間から3週間前後と様々ですが、実習を終えた学生たちは、介護職へのやりがいを深めると同時に、介護福祉士の資格取得へ向けた学習意欲を一層高めます。
介護実習施設
主な実習施設としては、短期大学と連携している施設をはじめ、提携している養護老人ホーム、グループホーム、ケアハウス、通所介護施設、療養型介護施設など。さらに、2回目以降の実習では、特別養護老人ホーム、重症心身障がい児施設、身体障がい者支援施設などで実習を行なう場合もあります。
栄養士実力認定試験
健康ブームや食の安全性に対する関心が高まる中、短期大学の食物栄養学や生活に関するコースにも注目が高まっています。短期大学で栄養士を目指して学ぶ学生にとって、最終登竜門となるのが管理栄養士の国家試験です。
その国家試験を目指す短大生や短期大学の卒業生たちを対象に、栄養士や管理栄養士の資質向上と質の均一化を図り、短期大学など各養成施設の教育に関する認識の強化を目的として実施されるのが、一般社団法人全国栄養士養成施設協会による栄養士実力認定試験です。この認定試験は毎年冬に行なわれ、栄養士を目指す学生たちにとって、実力のバロメーターとなっています。もちろん、国家試験前の冬の時期にこの認定試験を受けることで、自身の弱点の把握、学習の強化につながるという利点も。
また企業にとっても、知識レベルの高い学生の採用や、就職後のスキルアップ支援、昇給、昇級など様々な場面での指針として活用されています。
入試対策講座
定員割れをする大学や短期大学が増える中、より優秀で学習意欲の高い高校生や受験生を獲得するための取り組みも各短期大学で盛んに行なわれています。そのひとつが、短期大学で開催される入試対策講座です。
一般入試対策講座では、一般入試の受験を考えている受験生に向けて、大手予備校の講師を招き、過去の入試問題から出題傾向の分析や解説などを行ないます。また、推薦入試やセンター試験利用入試など、個別の対策講座を開く短期大学もあります。多くは秋から冬の間に行なわれ、その内容は科目ごとに各短大の入試の特色や対策を具体的に解説することなどです。受験直前の高校3年生のみならず、高校1、2年生も受講することができる学校もあります。
入試対策講座と合わせてオープンキャンパスを行なったり、大学職員による個別相談を同時に開催したりと、短大の魅力を感じられるような催しが用意されているケースも多いので、受験生にとっては希望の短期大学の実態を知る良い機会になるでしょう。
街がイルミネーションに輝く冬は、短大生、特に女子にとって欠かせないイベントが待っています。買い物欲を誘惑する期間限定商品やこの時期だけのセールも見逃せません。そんな時期だからこそ肌の大敵である乾燥対策はぬかりなく、人気の温かアイテムを味方に冬を乗り越える必要があります。
バレンタイン

2月14日のバレンタインデーは「聖バレンタインデー」とも呼ばれます。世界各地で男女が愛を誓い合う日として知られ、日本では女性から想いのある男性へチョコレートを贈る習慣があります。チョコレート専門店や小売店では様々なチョコレートが登場し、百貨店では、著名なショコラティエが来店したり、限定ショコラが登場するなど、この時期限定の催事も多く開かれます。
日本でバレンタインが始まったのは1958年(昭和33年)頃から。1970年代後半から今の形が定着したと言われていますが、バレンタインにチョコレートを贈るようになった最初のきっかけについては“我が社が始まりである”と各社が発表しており、どの説が正しいかは定かではありません。
バレンタインの翌月の3月14日は女性から想いを告げられた男性が返事をする日、ホワイトデーです。一般的にはチョコレートに対して、クッキーやキャンディ、マシュマロなどを返すことが多いようです。海外のバレンタインでは男性から女性に花を贈ったり、男性と女性から共にプレゼントを贈り合ったりなど様々な愛を誓い合う習慣がみられますが、日本のようなホワイトデーは存在しません。
現在では本命の男性に渡す本命チョコに加え、日頃お世話になっている人に渡す義理チョコ、さらには仲良しの友人に渡す友チョコ、自分のご褒美用に購入するご褒美チョコもあります。
クリスマスコフレ&初売り
クリスマスコフレとは、化粧品メーカーがクリスマス時期に向けて販売する化粧品セットのこと。秋頃から予約や販売が開始され、クリスマスシーズンに使用できる特別なコスメで、「コフレ」とはフランス語で「宝石箱」を意味します。人気商品がいくつかセットになっているものやオリジナルのポーチや小物がついているもの、通常商品が限定パッケージで登場するもの、商品自体が限定のカラーであるものなど、どれもキラキラとしていて女性たちを誘惑するものばかり。この時期限定の注目商品であるクリスマスコフレは、ファッション誌でも特集が企画されます。
初売りもまた女性たちの購買意欲をかきたてるもののひとつ。最近では1月1日から始める店舗もあり、初売りに加え福袋も人気を集めています。“ハッピーバッグ”と言われることもあり、販売価格の何倍もの商品が入っているお得なものから、限定商品や限定ツアーなど内容も様々。イベントの多い冬、「買い物」も女性たちにとっては気持ちが盛り上がる大きなイベントのひとつだと言えるでしょう。
湯たんぽ
冷たい布団の中、手足が冷えていてはなかなか眠りにつくことができません。じんわりと自然な温かさの湯たんぽを入れておけば、布団はあたたかくなり、体を優しく温めてくれるため安眠を促すことができます。昔ながらの日本の暖房機具である湯たんぽは、現在、冷えに悩む女性を中心に広まっています。金属製や陶器製に加え、プラスチック製やゴム製のものなど種類も豊富で、可愛いもの好きな短大生が思わず購入したくなるような、動物型や柄模様のカバーなども多数販売されています。軽くて持ち運びしやすいものも多く、意外と冷える大学の講義室などでも重宝するのではないでしょうか。湯たんぽは、冷えが大敵の女性にとって冬の必須アイテムと言えるでしょう。
もうひとつ人気の理由として挙げられるのはエコな点です。通常、暖房機具に必要な電気代や灯油代がかからず、繰り返し使うことができるため非常に経済的。また、残り湯を朝の洗顔などに再利用できるというメリットもあります。
短大生にとって冬の期間は、進路を決定する季節です。1年生からすでに自分の進む道を決めることになり、不安も多いことでしょう。進路を決めるために短大ではいろいろな支援を実施しているので、大いに活用して進むべき道を探しましょう。
就活支援

短大1年生の冬の時期は、就職活動が始まります。夏から秋にかけて就職ガイダンスや就職セミナーを実施している短大が多く、そろそろ就職先の絞り込みを行なう時期です。
短大では、就職活動を支援する窓口を設けたり、就職活動に関する情報を提供したりとサポート体制が整っています。こうしたものを十分に活用して、志望の企業や職種に就けるよう頑張りましょう。
就職活動は、情報集めから始まり、志望する企業にエントリーシートを送ったり、面接や就職試験への手続きなどをすべて自分ひとりで行なわなければなりません。初めてのことばかりで分からないことが多く、不安になるのも当然です。そうした問題や悩みを解決してくれるのが就職相談室です。本人が志望する企業や職種に対して担当職員がこれまでの実績や最近の傾向などから、いろいろアドバイスをしてくれたり、情報を提供してくれたりします。すべてが解決する訳ではありませんが、心強い味方になってくれます。
企業の情報については、インターネットなどである程度調べることができますが、もう少し詳しい内容を知りたい場合には、就職資料室を利用しましょう。求人票や過去の就職活動報告書などが閲覧でき、企業パンフレットなども揃っているので、一度に多くの情報を集めたいときに便利です。また、就職関連の図書や情報誌、求人誌も設置してあるので、何気なく目を通すだけでも、意外と問題が解決する場合があります。
焦って就職先を決める必要はないので、まず自分がどの方向へ行きたいか、何をやりたいかをしっかり整理することです。志望する企業や職種を目指すために、どんな準備をするのかがこの時期を過ごすポイントとなります。
4年制大学への編入

冬の時期になると、短大生はそろそろ進路を決めなければなりません。入学してから、ようやく短大の生活に慣れたと思ったら、もう卒業後の準備に取りかかるので、1年間が短く感じる人も多いはずです。まだ、十分な知識や技術を身に付けていないと思う人や、専攻する科目を変更して別の科目を勉強したいと思う人には、編入学制度があります。編入学は今まで習ったことをもっと深く勉強でき、スキルアップを図るために便利な制度です。短大の場合、編入学には2年次編入と3年次編入がありますが、ほとんどが3年次編入で、短大を卒業後、4年制大学の3年次から始めます。4年制大学が併設している短大のほとんどは、編入学制度があるので、学務課や教務課に相談してみましょう。併設でない別の大学に編入するときは、その大学が編入生を受け付けているかどうかを調べる必要があります。編入学は、すべての大学・学部・学科で行なっている訳ではなく、その多くは欠員募集として実施されます。
一般的に、編入学を希望する場合は、編入学試験を受験しなければなりません。また、受験資格も確認しておく必要があります。編入学試験の受験資格として、3年次編入で60単位前後の単位取得見込みが必要とされることが多いようです。募集学科や募集人員は年度によって変動するため、確実な情報を集めるようにしましょう。編入学試験では、専門科目が含まれることも少なくありません。大学の3年次に入学するので、1年次から大学で学んだ学生と同等の学力が必要とされます。
短大の授業に出て卒業に必要となる単位を取りながら受験勉強をするので、大学入試以上に、強い意志と学習の計画性が必要とされます。また、3年次編入の場合、3年次・4年次の2年間で卒業に必要単位を取得しなければならず、3年次秋からは就職活動も始まって忙しくなるので、相当な覚悟が必要となります。しかし、編入学を志願する人は全体で少なく、一般入試と比べると編入学入試のほうが合格しやすい傾向にあります。ステップアップするための有効な進路として、大学への編入学を検討してみてはいかがでしょうか。