短大・大学・大学院情報
大学における給付型奨学金/ホームメイト
奨学金のうち、返済義務のないものを「給付型奨学金」といいます。2013年(平成25年)現在、日本の奨学金制度の多くが返済義務のある「貸与型奨学金」であることに対して、文部科学省による給付型奨学金の導入も検討されています。
給付型奨学金を扱う団体

給付型奨学金は各大学が主宰しているものの他に、以下の団体でも取り扱われています。支援の目的や対象となる学生は、各団体で様々です。
日本国際教育支援協会

1957年(昭和32年)、民間企業6社の寄付により設立された公益財団法人です。文部科学省からの国庫補助金を受けて留学生に対する福祉・援助事業など、主に大学生と大学院生向けの教育支援を行なっています。2004年(平成16年)より、日本育英会らと業務を整理統合し、新たなスタートを切りました。
日本国際教育支援協会の給付型奨学金は、指定校の学生が対象です。
松下幸之助記念財団

国際社会への貢献を目指すため、1988年(昭和63年)に設立された財団です。諸外国との国際相互理解の増進と、国際人の養成を目標に、研究・事業の助成と援助が行なわれています。研究者の助成、日本人留学生の支援に加えて、外国人留学生の支援にも注力してきました。
「自然と人間の共生」というテーマに沿った学術的研究で成果をあげた個人またはグループに、「松下幸之助花の万博記念賞」と副賞が授与されます。
電通育英会

2013年(平成25年)に設立50年を迎えた電通育英会は、(株)電通が運営する若年層のキャリア支援財団です。第四代社長の故吉田秀雄氏によって設立されて以降、「社会有用な人材の育成」という理念に基づき、現在は約300名にのぼる奨学生の支援が行なわれています。
2008年(平成20年)より、奨学金のタイプを貸与型から給付型へ切り替え、高校予約型の大学給付奨学制度が開始されています。
味の素奨学会

1957年(昭和32年)、味の素(株)および当時の会長だった鈴木三郎助氏の寄付により発足した奨学事業団体です。設立当初は理系大学生・大学院生を対象とした貸与奨学金事業のみが扱われていたものの、1991年(平成3年)より、理系の博士課程修了後、研究に従事するものを対象とした給付型奨学金事業も導入されました。
2005年(平成17年)より、現在の名称に変更しています。
アイザワ記念育英財団

学業優秀、品行方正でありながら、経済的理由により修学が困難な学生に対する奨学援助を行なう財団です。外国との友好を深めるとともに、社会で通用する人材の育成が目的とされています。大学生または大学院生に対する、返済義務のない給与型奨学金のみを扱っています。
岩國育英財団

(株)セブンイレブン・ジャパンの創立に参画した岩國修一氏を理事長として、1993年(平成5年)に設立された団体。意欲と能力に優れているとされる特定の大学生または大学院生に、奨学金の給付をしています。
その他
以下の財団でも、給付型奨学金を扱っています。
- コカ・コーラ教育・環境財団
- 小原白梅育英基金
- 日揮・実吉奨学会
- 伊藤謝恩育英財団
- 樫山奨学財団
- 佐藤奨学会
- 新日本奨学会
- 竹中育英会
- 帝人奨学会
- 中董奨学会
- 日本証券奨学財団
- 三菱UFJ信託奨学財団
- 森下仁丹奨学会
- 吉田育英会
- 本庄国際奨学金
- 起業家支援財団
- 日本スポーツ支援機構
- グルー・バンクロフト基金
- フルブライト奨学金
- ICC高校留学
- 経団連国際教育交流財団
- Kiyo Sakaguchi奨学金
- まなべる基金
- マイナビ奨学金
- JBC・CSR基金
- NPO法人 J.POSH
- 公益信託アフラックがん遺児奨学基金
- 福井県ものづくり人材育成修学資金
- 十六地域振興財団
- オーディオテクニカ奨学会
- 横山育英財団
- 大幸財団
- 朝日奨学会
- 毎日育英会
- 東京新聞奨学会
- 読売育英奨学会
- 産経新聞奨学会
※上記は2013年(平成25年)7月現在のものです。団体名称および制度の内容などは、予告なく変更されることがあります。