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大学・短大・大学院情報

大学の歴史



現代は「大学全入時代」とも呼ばれる時代ですが、大学の歴史は今に始まったものではありません。大学の誕生と変遷には、どのような歴史があるのでしょうか。

西欧の大学の歴史

西欧の大学の歴史

そもそも大学の起源は、西ヨーロッパにあります。人々のあいだに「学び」の意識が確立されるともに、「学ぶ→教える」という関係が当時のギルドの師弟関係と一致したことから、大学は自然発生的に生まれたといわれています。ヨーロッパの大学の組織は、職人や手工業者の営利的ギルド(同業組合)と同じ形をとってつくられました。つまり当時の産業界にあった親方と弟子の関係にならって、学校もまた教師という親方の下に、そこで学ぶ弟子(学生)が集まるようになりました。こうして多くの親方ギルドが誕生し、ユニバーシティと呼ばれるものに進化していったのです。

また中世大学のもう一つの重要な点は、ギルドにならった大学組織だけでなく、理念として「学問の自由」が思想化されてきたことにあります。当時、大学は教会的機関でも国家的期間でもなく、独立した自発的団体として民間に発生しました。人民の学問的知識への関心をよりどころとしていた大学は、「学問の自由」を看板とした、自己目的のための新しいシステムでした。ただ一方では、政治権力者によってつくられ、権力のための官僚機構としての大学も存在したといわれています。

このように発生した大学は、19~20世紀に大衆資本主義と高度工業化社会、情報社会に対応していきました。こうして大衆化し、実用性や職業教育、産業界、政界と密着した大学へと進化していきました。

日本の大学の歴史

日本の大学の歴史

日本の大学は、西欧の大学のように誕生してきたのではなく、"近代化の装置"として発生してきたという背景があります。日本では1918年(大正7年)に「大学令」が発令されるまで、大学は東京帝国大学しか存在していませんでした。ここでは帝国大学と私立大学を区別し、それぞれの歴史について見てみましょう。

帝国大学

帝国大学

東京帝国大学のルーツは、江戸時代に徳川幕府が設置した昌平坂学問所と医学所、開成所にあります。しかし近代化とともに洋学中心の政策が重視され、儒学を起源とした昌平坂学問所は消滅し、医学所と開成所が東京大学の主流となっていきました。当時、開成所には「貢進生」という制度があり、各藩から優秀な人材が選ばれ集められました。この貢進生制度が、日本の大学が近代化するための人材選抜機関となり、学歴出世主義の源流が誕生しました。

こうして医学所と開成所が合併されるとともに、学国語としての技術専門教育機関として東京大学が成立しました。また帝国大学令にも書かれているように、当時は大学とは国家主体のものでした。つまり近代日本の帝国大学には、中世ヨーロッパの大学のような自律性はなく、強力な国家主導型の官僚養成機関だったのです。

私立大学

私立大学

私学の歴史は明治時代初頭に始まります。当初の私学には、大きく分けて3つのタイプがありました。

最も代表的なものは、私塾の伝統から生まれた、福沢諭吉の慶応義塾や新島襄の同志社などです。ともに自由かつ個性的で、創始者の私塾的要素が強かったことが特徴でした。

2つめのタイプとして、私立法律学校といわれる東京法学社(法政大)専修学校(専修大)明治法律学校(明治大)イギリス法律大学(中央大)日本法律学校(日大)東京専門学校(早稲田大)があります。いずれも日本の近代国家が法治国家となるため、必要な人材を育てようとしたものでした。

3つめのタイプは、伝統主義の私学です。これは幕末の国学の伝統を持ち、日本主義と皇室崇拝を特徴としていました。

明治時代初期に次々と登場したこれらの私学は、1918年(大正7年)に「大学令」が発令され、正式に「大学」へ昇格しました。その結果、慶応義塾、明治、法政、日大、早稲田、同志社をはじめ、全22校が私立大学として認可されたのです。

現代の進学率と傾向

現代の進学率と傾向

近年の日本では、女性の大学進学率が上昇するとともに、進学率の男女差にも変化が見られます。文部科学省「学校基本調査」によると、男女雇用機会均等法の制定時には、女性の短期大学進学率は20.7%で、大学進学率13.7%を7.1%上回っていました。ところが1996年(平成8年)には大学進学率(24.6%)が短期大学進学率(23.7%)を逆転し、その後、女性の大学進学率はさらに上昇傾向にあります。一方、平成20年における男性の大学進学率は55.2%。女性よりも高い水準ではあるものの、男女の大学進学率の差は縮小傾向にあるといえます。